せっかく仕事を辞めるのだから、退職後の生活を満喫したいと思う子持ち看護師がほとんどです。実は、退職後、一般的には保育所の利用ができません。
この記事では、退職後の生活のために押さえておくべきポイントとやっておきたいことについて解説します。記事を読めば、退職後の生活を有意義に過ごせます。退職後の生活を満喫させましょう。
退職後の生活のために押さえておきたいポイント
退職後の生活のために押さえておきたいポイントは、以下のとおりです。
辞めた後に必要な手続きを行う
辞めた後に必要な手続きは、以下のとおりです。
健康保険は、任意継続や国民健康保険、扶養に入るの3つの中から選び加入する必要があります。国民年金は、16,980円/月(令和6年度)です。管轄の区役所で手続きが必要です。
保育所を利用している場合、基本的には利用できません。求職中に限り2〜3か月利用を延長できます。管轄の区役所で手続きを行ってください。
辞めた後に必要な手続きについて詳しく書いている記事です。ご覧ください。
»【子持ち看護師向け】総合病院を辞めた後に押さえるべき4つの手続き
失業保険をもらう
失業保険の手続きをするには、管轄のハローワークに行く必要があります。退職後、1週間〜1か月の間に離職票が送られてきます。離職票を持ってハローワークに行き手続きを行いましょう。
自主退職の場合、3か月後からの受給になります。失業手当はすぐにはもらえません。
早く受給するためには、なるべく早くハローワークに行きましょう。
いつまで働かなくていいか把握しておく
退職後の生活を安心して送るためには、いつまで働かなくていいのか把握することが重要です。明確にすることで、焦ることなく休養や子育てに専念できます。
月々の生活費を把握し、現在の貯金や退職金、パートナーの収入をもとに何か月生活が成り立つか計算しましょう。退職金は翌月に振り込まれ、失業保険は、3か月後から受給できます。
退職後の期間が見える化されることで、計画的に資金を活用でき、無駄な出費を抑えることが可能です。無理なく退職後の生活を楽しむには、働かなくていい期間を明確にしましょう。
子持ち看護師が退職後にやっておきたいこと
退職後にやっておきたいことを事前に把握しておくと、退職後の生活が有意義に過ごせます。子持ち看護師が退職後にやっておきたいことについて、以下の2点を解説します。
子どもと一緒に過ごす時間を最大限に活用する
退職後の時間を有効に活用し、親子の絆を深めることが大切です。退職後、仕事に追われてなかなか取れなかった「親子の時間」を持てます。有意義に過ごすためには、子どもの成長に寄り添った時間の使い方を意識しましょう。
以下のような活動を取り入れるのがおすすめです。
日常の小さなイベントを大切にする
公園で遊ぶ、絵本を読む、一緒に料理をするなど、日々の生活を楽しむ時間を持つ
特別な体験を共有する
動物園や博物館、親子教室など、これまで行けなかった場所に足を運ぶ
子どもの成長を見守る時間を確保する
学校行事や習い事の見学など、子どもが頑張る姿を応援できる時間を作る
退職後の貴重な時間を使い、子どもと共有する思い出を増やすことで、親子の絆を深められます。
健康維持とストレス解消のための習慣作り
看護師の仕事は過酷で、健康への影響やストレスは他の仕事よりも強いです。育児と仕事に追われ、自分の身体をメンテナンスする時間を取る余裕がない人がほとんどです。
時間に余裕がある退職した後に、運動習慣を作ったり新たな趣味を始めるのがおすすめです。
再就職したときに健康が崩れにくく、ストレスが溜まりにくいメンタルを保てます。
退職後すぐに働かない選択肢とメリット
退職後すぐに働かないメリットは、以下のとおりです。
子育てに専念できる
看護師としての忙しい日々を離れ、子どもとの時間をじっくり過ごすことで、成長を間近で見守れる喜びがあります。幼少期は親の存在が子どもの情緒や自己肯定感に大きく影響を与える大切な時期です。
育児に集中する期間を設けることで、子どもとの絆を深め、安心感を与えられます。子育てに専念することで、これまで見逃していた子どもの新しい一面や成長に気づく機会が増えます。
無理のない範囲で子どもと向き合い、親としての役割を十分に果たせる環境を整えることで、退職後の生活に充実感を得ることが可能です。
心身ともにリフレッシュできる
看護師は心身ともに負担が大きい職業であり、退職をきっかけに無理なく休息を取ることが大切です。好きな趣味やリラクゼーションを取り入れることで、疲れた体と心を癒し、次のステップに向けたエネルギーを養いましょう。
無理に新しいことを始める必要はありません。まずは休むことを最優先にして、充実した退職後の生活を送る準備を整えましょう。
自分を見つめ直す時間を確保できる
退職後すぐに働かない期間を設けることで、自分自身を見つめ直す貴重な時間を確保できます。日々の忙しさから解放されることで、これまで見過ごしていた自分の感情や考えに向き合えます。
看護師としてのキャリアをどうするかだけでなく、家族や自分の価値観を再確認する良い機会です。自分が本当にやりたいことや今後の目標を整理することで、次のステップに自信を持って進めるようになります。
ライフプランをしっかり練り直すことをおすすめします。
やってみたいことに挑戦できる
退職後はこれまで仕事に追われてできなかった「やってみたいこと」に挑戦する絶好のタイミングです。子持ち看護師として忙しい日々を過ごしていたからこそ、退職後に自分の興味や関心を追求することで、新たな充実感や喜びを得られます。
趣味の時間を増やす、資格取得の勉強を始める、地域のコミュニティ活動に参加するなど、生活の幅を広げることが可能です。退職後の生活を豊かにするだけでなく、将来のキャリアにも役立つかもしれません。
「自分のための時間」を持つことで、心に余裕が生まれ、子どもや家族と向き合う時間もより楽しいものとなります。
やりたいことリストを作成して、楽しみながら一つずつ実現していきましょう。
単発バイトでゆるく働ける
退職後すぐに本格的な仕事に戻るのは難しいと感じる方でも、単発バイトなら無理なく収入を得られます。看護師のスキルを活かせる単発バイトには、健康診断の補助やワクチン接種会場での業務など、短時間で働ける選択肢が豊富にあります。
総合病院での仕事だけが看護師の仕事ではありません。さまざまな場所で看護師として働いてみることが可能なのも、派遣の魅力です。
単発バイトを始める際は、看護師専用の派遣サイトを活用すると便利です。自分のスケジュールに合った案件を見つけやすく、登録も無料で手間がかかりません。
おすすめの派遣の看護師転職サイトは、レバウェル看護派遣です。
やっぱり看護師として働きたい!再スタートするための準備
仕事を辞めてしばらく休むと、やっぱり看護師として働きたいと思う人もいます。再スタートするための準備として、以下の2点を解説します。
看護師転職サイトに登録しておく
条件に合った職場を見つけやすい、看護師転職サイトに登録しておくのがおすすめです。希望する求人に出会えるかは、タイミング次第です。希望する求人が見つかっても、行動しようと思ったときには求人情報が消えていることは少なくありません。
看護師転職サイトを活用すれば、最新の求人情報を簡単にチェックできます。応募の殺到を防ぐために、サイト上に掲載されていない非公開求人もあります。
転職先の選択肢を増やし希望する求人に応募するためにも、看護師転職サイトの利用がおすすめです。
転職サイトのメリットとデメリットについて詳しく書いた記事です。ご覧ください。
»【要確認】看護師転職サイトは使わないほうがいい?5つのメリットとデメリット
働きやすい職場を見つけるためのチェックポイント
働きやすい職場を見つけるためには、譲れないポイントを明確にしましょう。働きやすい職場を見つけるためのチェックポイントの例は、以下のとおりです。
キャリアアドバイザーに相談すると、より自分の希望に合った職場が明確になります。レバウェル看護に登録すると、キャリアアドバイザーと無料で面談ができます。
レバウェル看護は、職場へ独自の取材やインタビュー、職場訪問や転職した人へのアンケートで病院の内部情報を把握しています。希望する求人の雰囲気や内部情報を事前に把握できるため、安心して転職することが可能です。
レバウェル看護の登録は無料なので、利用するのがおすすめです。
転職を成功させるコツについて詳しく解説した記事です。ご覧ください。
まとめ
退職後の生活を有意義に過ごすには、計画的な準備と明確な目標が大切です。子持ち看護師が、同じ保育所を利用したい場合、2〜3か月で仕事を再開するのがおすすめです。
生活費の計画や必要な手続きを済ませ、安定した生活基盤を整えましょう。退職後は、子どもとの時間を楽しみつつ、自分自身の健康やスキルアップにも取り組むことで、充実した時間を過ごせます。
看護師としての再スタートを視野に入れ、転職サイトの活用や職場探しを進めておくことで、将来の選択肢を広げられます。計画的な行動で、後悔のない退職後の生活を手に入れましょう。